女子カルチャー

HRの7年間

こんばんは。

3月…。高校の卒業シーズンですね。

なので今回は2年前に休刊した高校生向け雑誌HRについて書きます。
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HRの概要

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HRは2010年3月から2017年12月まで刊行された高校生向けの情報誌です。

TOKYO GRAFFITI(東京グラフィティ)という、恋愛、映画など様々なテーマで東京の人を人間観察するカルチャー誌があるのですが、その高校生版としてHRが始まりました。

多くの有名高校生が掲載されていましたが、

初期はきゃりーぱみゅぱみゅがデビュー前、きゃりー名義で出ていたことでも有名です。

こづ堂
こづ堂
月刊ではなく、隔月刊誌です。

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主な企画

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では、雑誌のレギュラー企画を見ていきましょう。
HRは一般人も出ていましたが、目立つタイプの高校生が出ていました。
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奇抜な原宿ファッションのユニット「原宿カラーズ」のファッション連載

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(HRは高校卒業=雑誌卒業です)


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高校生の全国ファッションスナップページ

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(撮影の様子が、日本テレビ「マツコ会議」で密着されたこともあります)

美男高校、美女高校

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(イケメンの男子高校生と美人な女子高生を紹介する企画)

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毎年2月発売の号では学校とHRを卒業する高校3年生を特集

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(HRは偶数月発売なので2月に卒業企画)


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毎回一つのテーマに高校生が意見を発信する「ぼくらの主張」

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(現在、モデル・俳優として活躍するゆうたろう)

など、レギュラー企画がありました。
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HR発のユニット

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原宿カラーズだけではなく、HRから色々なユニットも生まれました
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けみお&アミーガチュ

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(当時Vineで人気だったけみおとHRの女子モデルで結成されたユニット)


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Pappie girls

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(10人組美少女ユニット)

ただ、両ユニット共にいつの間にか取り上げられなくなり、ユニット自体なくなりました。

こづ堂
こづ堂
あと、一般人なのか芸能人なのかよくわからない子も結構いました。

なぜ定着しなかったのか

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HRが定着しなかった理由を分析しました。

✔雑誌が売れない時代に創刊。

✔2010年代に創刊した雑誌はほとんど生き残ってない。

✔SNSの発達、YouTuber人気など10代の間では紙メディアに馴染みがなくなっていった

✔そういう時代に残るのは、昔からある知名度のある雑誌

✔誌面で積極的に取り上げていた原宿ファッション文化の衰退

✔初期はきゃりー、けみおなどがいたものの、後半、突出したスターが生まれなかった


そもそも、読者対象が明確で、高校1-3年生という狭い範囲で、安定的に雑誌が売れるのって相当な難題ですよね。

10代誌のpopteen、Seventeenも対象年齢があいまいで、割と広いですし。

そして、アソビシステムの社長も言ってましたが、年齢でくくる時代じゃなくなってますよね。

K-POPが好きな子、アニメが好きな子、アイドルが好きな子……。色々いて、例えばアニメ好きな子の中でもさらに嗜好が細分化されていくわけで。

ただ、時代が移り変わっても、高校生が新しいものを発信して世の中を面白くしてくれる存在であり続けると思うので、これからもそういう子達を追いかけていきたいです。

ではまた次の更新で✋
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おまけ

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おまけでHRのOB 、OGで活躍してる人を載せておきます。
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むゆあ(21)

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(原宿の古着屋「サントニブンノイチ」店長。昨年プロフェッショナル仕事の流儀に出演)


相羽瑠奈(22)

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(昨年、原宿にRRR アールショップをオープン。デザイナーを務める)


佐藤優津季(22)

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(名前の読みはゆづき。miniなどでモデルとして活躍)


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こづどう
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