60's映画

60年代の山田洋次①(※一部ネタバレあり)

こんばんは!

正月は寝てばかりいます 笑。

今回のテーマは60年代の山田洋次監督。

ネタバレ部分もあるのでご注意ください


はじめに

山田洋次監督は、1961年から映画の作品発表を行い、87歳の現在も活動し、評価されてる日本を代表する映画監督。

最近では「男はつらいよ」最新作の製作を発表し、話題になりましたね。

今回は60年代ブログらしく、「60年代の山田監督作品」について書きます。

外国の影響も受けている

山田監督というと、寅さんのような人情喜劇、家族をテーマにした作品イメージから、「日本を日本らしく」描くイメージですが、実は外国の作品からも影響を受けているんです。


例えば、「愛の讃歌」(1967)ではマルセルパニョルの戯曲「ファニー」(フランスの有名な人情喜劇)が原作です。

「マリウス」、「ファニー」、「セザール」の3部作の中の1作です。

監督は原作には及ばない、未消化の作品と語っていますが。

確かにほかの作品に比べてあまり個性を感じないとは私も思いました。


他の作品では、代表作「男はつらいよ」もマルセルパニョルの作品から大きな影響を受けています。

(↓↓↓最近ではこんなこともやってます)

寅さん以前からヒロインと結ばれないオチがあった(※ネタバレあり)

「男はつらいよシリーズ」では、寅さんが毎回ふられたり、寅さんから身を引いたりしてマドンナと結ばれないのが定番のオチですが、

実は寅さん以前の作品からこのようなオチの作品がありました。


それは「いいかげん馬鹿」(1964)という作品です。

久しぶりに故郷の島に帰ってきたハナ肇(はじめ)演じる安吉が、島で色々なことに失敗し、意中の女性に思いを告げられないまま島を去っていく。

三枚目の男が故郷に帰ってきて問題を起こし、意中の女性と結ばれない……寅さんを想起させますね。

「男はつらいよ」以前から、男の悲哀を描いていたんですね。

ドタバタコメディーも撮っていた

前述の通り、人情物語や家族を描くイメージのある山田監督ですが、実はドタバタコメディーも撮っていたんです。


それが「九ちゃんのでっかい夢」(1967)です。

坂本九演じる九は劇場に出演するコメディアンなのですが、舞台上に(九ちゃんを狙う)殺し屋が乱入してハチャメチャな展開になります。

九ちゃんが歌を披露するシーンもたくさんありますし、

てんぷくトリオ(伊東四朗が在籍していたお笑いトリオ)がネタを披露するシーンもあり、貴重な映像記録です。

60年代から評価されていた

山田監督は、「男はつらいよ」で頭角を表したわけではなく、それ以前に評価されていました。

喜劇映画「なつかしい風来坊」(1966)では、 第17回ブルーリボン賞の監督賞(山田洋次)と主演男優賞(ハナ肇)を受賞。

喜劇が二流扱いされていた時代だったので、監督は受賞を驚いたそうです。

この時代、ハナ肇は喜劇の地位を押し上げようと奮闘していました。

喜劇を愛する2人が評価されて賞を受賞。

とても素敵な話ですね。


今回、60年代の山田監督作品について色々書きましたが、いかかだったでしょうか?

さすがに60年代の山田洋次監督を1回では語りきれないので、また完成次第、第2弾を投稿します!

ではまた次の更新で✋

【参考文献】

(DVD)

・愛の讃歌(本編95分)特典メニュー「山田洋次監督  自作を語る」(2012/松竹/約15分)

・九ちゃんのでっかい夢(本編90分)特典メニュー「山田洋次監督  自作を語る」(2012/松竹/約15分)

ABOUT ME
furuya2908
1960年代と女子カルチャーが好きです。 ある日ケータイが壊れる→空いた時間に元々好きだった60年代の日本映画を観る→止まらなくなり、映画漬けの生活に→60年代の魅力を伝えるためにブログ開始 という流れでブログを始めました。 よろしくお願いします。